esora

2021/01/19 10:37

和歌山県高野町のウッドスタート宣言調印式に出席してきました。
昨年から高野町のウッドスタート宣言の誕生祝い品デザイン業務とコーディネーター業務を引き受けさせていただいてました。
1200年の歴史がある世界でも名の知られた高野山、とても神聖な空気を感じられ、この町に生まれる赤ちゃんに贈る木のおもちゃをデザインする機会をいただけて、とても光栄でしたし、貴重な経験となりました。
昨年デザインを考えるために役場の方や森林組合の方など、町全体やお寺、森などを案内していただき、地域の文化や歴史についても教えていただきました。それまでは観光地である高野山の部分しか知らなかったのですが、それ以外の部分を地域の人の言葉で聞くことができてとても良かったです。
今回観光として行くのではなく、仕事でこのような関わり方ができたからこそ、知れたこと、魅力に思えたことっていっぱいあって、地域に移住・定住しなくてもその町を思える関係人口を増やすってこういうことなんだろうなと思いました。
今まで吉野に何度も来てくれてる関係人口の方とお話したことはあるけど、自分が逆の立場になった感覚!やっと理解した気がします。これからも高野町の方や、今回つながることができた他の地域の方とも関わっていけたらな、と思います。

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『高野町誕生祝い品 ”高野の町石道ともくもく森林鉄道”』
高野山の町石道と森林鉄道をイメージしてデザインした、列車遊びができる木製レールセットです。
高野山には、明治時代に国有林で初めて建設された木材を搬出させるための「森林鉄道」と呼ばれるトロッコが走っていました。森林組合の方から昔鉄道で出材をしていたという話を聞いた時とても驚いて、それをモチーフにしました。後ろに乗せた丸太はコウヤマキの枝を使って作られています。
レールは高野山の参詣道として、大門口 ・黒河口・不動坂口 ・大滝口・大峰口 ・龍神口 ・相ノ浦口という「高野七口」があることから、木製レールを7本にしました。またレールエンドには、コウヤマキの木や町石をつけて、より高野町の風景を感じられるようにしました。
誕生祝い品はなるべく地元の木工職人さんに製作してもらっています。このおもちゃは高野町の隣の、かつらぎ町で木工職人をされている
ミツナガ商店
さんが作られています。手作業で作るのは手間がかかるデザインなんですが、想いを込めて一つ一つとても丁寧に作っていただいてます。
和歌山の木工職人さんともつながりができて嬉しいです!
PVもYoutubeにアップされています↓







↑モチーフとなった昔の森林鉄道のトロッコです。